吉田俊道先生講演会
- 日時:8月24日13:00~16:00
- 場所:やつしろハーモニーホール大会議室A・B
- 講師:NPO法人いのちと大地の会理事吉田俊道先生
- 演題:生ごみが最高に美味しい野菜に変わるコツ!『4週間で変わる、具体的食生活』
- 参加者:八代市内公立保育園先生・生ごみ処理箱「もったいなか箱」利用者・行政・県外(鹿児島・宇城・宇土など)総合計約130人
企画内容
- 生ごみ減量元気野菜づくり&元気人間づくり・報告
- 保育園での取り組みについて白島ぎんが保育園園長坂本直子先生
- 吉田俊道先生講演会
- 質疑応答
感想
当会における市内の生ごみ処理箱による生ごみの堆肥化並びにこれを活用した野菜づくりと食育の活動は、公立保育園を中心に広がっており、各園の先生方の認識も年々変化を見せている。
今回の講演では、冒頭に地元である八代市内での取り組みの概要を当会と、白島ぎんが保育園から行った。こうした取り組みを知らなかった一般の参加者に対しても、これまで各園、各個人で生ごみの堆肥化に取り組んできた参加者に対しても、公立保育園を中心とした取り組みの広がりや園児たちの反応、園児たちの変化(食に対して前向きに楽しく捉えるようになったこと、体調管理にも良い変化がでていること)等について広く周知するとともに、活動の効果について共有することができた。
これらの地元での取り組みを踏まえて、講師である吉田俊道先生に生ごみを活用した堆肥を利用して育てた野菜は、何故、身体に良いのか、野菜にどういう変化があり、その野菜を食べると身体の中でどのような変化が起こるのかという点について、先生が活動の中心とされている長崎での事例・統計を交えながらマクロの視点から講演を頂いた。食育の観点から子どもたちの食を見直すことも勿論、大事だが、こういった取り組みを広めるためには「まず、自分が取り組んでみて健康になる」ということで、聴講者に対して力強く訴えかけていただいた。
生ごみ堆肥化による燃えるごみの減量化やこれを活用した野菜を取り入れた食の見直しについて、保育園や子どもたちだけのことではなく、「自分ごと」として主体的に聴講者には捉えていただくことができたと考える。この活動への参加によって、子どもはもちろん親世代の自然環境(ごみの減量化、自然に優しい農法)に関する理解・関心も深化し、食のつながりが地域住民の世代を越えた人間関係も再活性化されると期待する。
▲会の活動報告
▲保育園での取り組み紹介(白島ぎんが保育園)
▲講演会看板(手前九州未来財団記載)
▲吉田俊道先生の熱弁
▲ 質疑:国土交通省の河川敷の刈草について
▲会場
アンケート(一部)の声
- 吉田俊道先生の熱弁に感銘を受けました(説得力もあり)。土づくりの大切さ、植物性の大切さ、草の大切さを再確認し、行動力に繋げて行きます。
- 畑も人も菌ちゃんが大事だな!!この講演を聞けてよかったです!人に食の大切さを伝えるのは難しい中。先生の話は心にストーンと落ちました。
- 草が宝物おいう話は驚きました。草で土が変わるということを周りにも伝えたいと思います。また、菌のパワーのすごさ!体、病気を変えることができるという話、うなずきながら聴きました。
- 保育園での菌ちゃん箱の取り組みはとても良いと感じました。
- 安心安全な食育学習会「菌ちゃん先生」指導や元気な土づくり教室を職場でも取り入れて行きたい。
- ぜひ保育園でも子供たちと一緒に菌ちゃん土づくりをやっていきたいです。