・目的
今後高い確率で起こるだろうといわれている日奈久活断層地震や、集中豪雨による災害について、子どもたちが家族や地域とともに、いざという場合の対応方法を学習・体験することで、楽しみながら防災意識が身につくことを目的として行う。
防災キャンプでは、小学校の生徒やそのご家族、地域住民の方がグループに分かれて体験や学習を実施その他にも、防災食を使った炊き出し訓練や、灯り作り、土砂災害学習:土石流が疑似体験できる「土石流模型体験」、消火訓練ほか炊き出し訓練、津波映像学習などの学習や、灯り作りなどを通じて防災に関する知識を学習する。
主催 次世代のためにがんばろ会
後援 国土交通省八代河川国道事務所八代市八代市教育委員会
参加者 宮地地域・東町地域の住民・児童(親子)など50人
《活動内容》
●12月7日(土)
令和元年12月7日~8日宮地東小学校施設において、宮地・東町校区の方々に向けた防災講演会・実技指導をおこなった。
① NPO法人レスキューサポート九州代表木ノ下勝矢氏による被災地の現状やクイズで考えるWS
② 国土交通省八代河川国道事務所による災害図上訓練
③ NPO法人レスキューサポート九州轟美智代氏による非常おやつ作り
④ 防災キャンプに対する児童各自の目標の設定
⑤ 児童による避難所の設営準備(避難者の受け入れ準備)
⑥ 「地震が発生しました」の放送(突然開始)避難者受け入れ開始
⑦ 非常食炊き出し訓練で夕食づくり
⑧ ローソクの安全な使用方法,柑橘を活用したみかんローソク作成
子どもたち作成の安否確認表
●12月8日(日)
① 朝食(備蓄食糧)轟美智代氏指導
② 実際の被災現場や実状をスクリーンで学習
③ ペットボトルを利用したピザつくり
④ 児童が各自の立場でできることを出し合い,取り組みのキーワードを作り,目指したい防災活動をまとめ,参加した大人それらを発表した。
《感想》
参加者から「防災教育をむつかしいと考えていたが、地域の地図を見ながら防災マップ確認を専門家と共に考える機会であり、また防災食や非日常的な生活を2日間で考えることができて良かった。」と、意識が高まったようだ。また、参加した児童の感想も好評で、特に、災害地での安否確認表を子どもたちが考えて作成したものに、会場を移動する際に即対応していた。そのことを踏まえ、次年度も参加意欲がある発表だった。
文責:次世代のためにがんばろ会松浦ゆかり
期日:令和元年12月10日
木ノ下氏の講演会
国土交通省八代河川国道事務所岸良氏のWS
轟氏の防災食・被災地の生活WS
ミカンのろうそくづくり
轟氏の被災地生活WS
あかりの確保・あるもので作るWS
ペットボトルでピザつくり
宿泊体験者:記念撮影