八代海河川浜辺の大そうじ大会
日時:6月22日9:00~11:00
場所:八代市金剛球磨川河口近辺
講師:日本野鳥の会熊本支部長高野茂樹先生
参加者:八代市内7つの高校から有志高校生350人・大学生、教授、企業、団体、行政
総合計約500人
企画内容
① 開会式後、全員で浜辺の掃除
② ゴミ拾い・流木集め(地元漁師会の依頼)
③ 八代の河川・浜辺の不法投棄・東京(荒川)提供のごみ現状などのパネル展示と気になる投票
④ 八代市役所循環社会推進課による拾ったごみの分別学習会
⑤ 地元漁協の紹介と八代海で獲れたあなしゃこ・いかの賞味
⑥ 野鳥観察会(八代野鳥愛好会の好意)
感想
15日が雨のため、22日の延期にも拘わらず、市内の7つの高校、一部の大学生の参加を求めたことで、青少年の参加が大幅に増え、行政・教育関係・企業を含め、約500人の参加で開催できた。青少年を対象とした事前事後アンケート結果を見ると、「参加してよかった」の回答が80%も増え、ごみ問題を無視しない人が、ほとんど無くなり(問題意識の醸成) 、特にプラスチックの害について、ほとんどの人が認知に至った。総合的に、今後の行動への意識向上は若干弱いものの、ごみ問題への意識はかなり大きく、そして確実に向上していると考えられる。結果、参加者は、「ごみを拾うことで、ごみを捨てない人づくり」で、必ず不法投棄はしないであろう。
会場には、過去、当会が撮影した不法投棄の写真をパネル展示し、参加者に気になるコンテストも実施した。普段気にしない、地元の海岸などに捨てられてる不法投棄のごみの現実を改めて見たことで、参加者から「意識が変わった」という声も聞こえた。今後も、実際に野外で干潟や生物観察を行い、河川や浜辺でごみを拾い・調べ、分別する体験型教育を行うことで、干潟生物多様性の重要性や「ゴミと環境」への意識を高める。この活動への参加によって、子どもはもちろん親世代の自然環境に関する理解・関心も深化し、地域住民の世代を越えた人間関係も再活性化されると期待する。
森瀬君のドローン映像編集
ひこいちテレビ放送
▲八代地域河川・浜辺のごみ・不法投棄のパネル投票
▲ゴミ拾い開始
▲流木を集める高校生たち
▲流れ作業で流木をリレー
▲流木を集める高校生たち
▲拾ったごみの分別学習
▲地元漁師が獲ったあなしゃこ・いかの賞味
▲野鳥観察会
▲笑顔で記念撮影(鼠蔵町:球磨川河口)
市内高校生が多数参加!総勢500人